門倉貴史:マネーロンダリング(2006)

12 月 17th, 2006

マネーロンダリングについて解説した本。マネーロンダリングとは、非合法な手段であげた収益の出所をくらますために移動、あるいは形を変えて保管すること。(Wikipedia:資金洗浄)

例えば強盗で得た現金は、あらかじめ番号が控えられていたり、強奪時に目印がつけられていたりする。そのまま使うと犯罪で得た資金であることを明らかにするようなものであるから、別の紙幣に交換できればよい。このようなケースの事例として、韓国へ持ち込んで資金洗浄したとか、非合法カジノでチップと交換した後、再度現金化したとかいうケースが語られる。そのほかにも、有名なオフショア・バンクを利用する事例や、ネット・オークション、株式市場の親交株を利用する事例などが語られる。こうした金融犯罪は、一般のニュースではあまり目にしないだけに、本書のような平易な説明は非常に貴重である。

後半では、マネーロンダリングと関連した犯罪事案に関するレポートになっており、政治汚職、覚醒剤ビジネス、地下銀行などが語られている。

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