塩野七生:ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず
1 月 19th, 2009
塩野七生による王政ローマ、共和政ローマ初期の本。
文庫1巻では、建国の王ロムルス以下6代の王政時代と、共和政に移行した時代、およびギリシャ文明とペルシア戦役が語られる。共和政移行は7代目の王を追放し、任期1年の執政官を設置することで始まった。ローマと直接関係ないギリシャが語られるのは、共和政ローマから元老院議員が派遣されたことによる。視察団は、それまで口頭で運用されてきた法律を成文化するに当たり、ギリシャの先例を調べるためにギリシャを訪問した。
文庫2巻では、共和政初期のローマがイタリア半島を統一する過程を描く。北部から異民族の侵入によってローマは占拠されるが、これを契機として周辺都市との同盟関係を変える。南部ターラントとの対決では、ターラント側についた北ギリシャの王ピュロスと対決することになる。ピュロスは同時代のアレキサンダー大王の戦術を用いてローマ軍に勝利する。しかしシチリアのギリシャ人から依頼を受けて軍事介入している間、回復したローマ軍に敗北してギリシャへと帰っていく。


